医学生・研修医の方へ
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  • 後期研修プログラム
  • 放射線治療医の1日
  • 特別な1日

当科では、放射線治療医を志す学生や研修医の皆さんをお待ちしております。見学・質問等は随時受け付けておりますので、下記の連絡先、あるいはお問い合わせフォームからご連絡ください。

医局問い合わせ先:Tel (023)628-5386 / Fax (023)628-5389


後期研修プログラム

放射線治療科の後期研修プログラムとして、「放射線科専門医」の取得に向けて研修を行います。

放射線科の専門医は2階建てとなっており、「放射線科専門医」取得後に、サブスペシャリティ専門医である「放射線治療専門医」の取得を目指します。

放射線治療専門医になるまで

<後期研修プログラムの流れ>

専攻医1年目
(医師3年目)4月
研修開始。選んだプログラムに則って、山形大学医学部附属病院や連携施設で放射線治療科・診断科として研修。
専攻医3年目
(医師5年目)3月
出席日数、プログラムの達成状況により、研修修了認定。
専攻医4年目
(医師6年目)夏頃
専門医認定試験
→合格すると「放射線科専門医」を取得。

*研修プログラムへの登録方法については後述しておりますので、そちらをご参照ください。

<後期研修プログラム終了後>

「放射線科専門医」取得2年後(順調にいくと、医師8年目)の夏頃に行われる放射線治療専門医認定試験に合格すると、晴れて「放射線治療専門医」を取得できます。

<研修施設>

治療科プログラムでは、最初の24カ月の研修を大学病院で行いますが、内訳として、診断科の研修が12カ月、治療科の研修が12カ月となっています。大学病院での24カ月の研修が終了した後は、連携病院での研修を行います。

*連携施設:山形県立中央病院、山形県立新庄病院、公立置賜総合病院、日本海総合病院、米沢市立病院、東北中央病院、山形市立病院済生館、QST病院、南東北病院、鶴岡市立荘内病院、済生会山形済生病院

<専門医受験資格のために必要とされる症例数・学術活動>

下記に記載する症例数・学術活動を3年間で経験する必要があります。当科の後期研修プログラムでは症例数の経験はもちろん、学術活動においても十分に経験することが可能です。

  1. 症例の種類:11疾患80疾患群100症例のうち、90%以上の読影経験
  2. モダリティ毎の必要読影症例数
    モダリティ・手技 目標症例数
    X線単純撮影 400例
    消化管X線検査 60例
    超音波検査 120例
    CT 600例
    MRI 300例
    核医学検査 50例
  3. 治療毎の経験数
    治療法 経験症例数 内訳
    IVR 30例 血管系 10例以上
    非血管系 5例以上
    放射線治療 30例 脳・頭頚部 4例以上
    胸部・乳腺 4例以上
    腹部・骨盤 4例以上
    骨軟部 4例以上
  4. 学術活動

    ・1回以上の筆頭者としての学術集会での発表

    ・1編以上の筆頭著者もしくは共著者として論文発表

    ・日本専門医機構が定めた必須講習会の受講

  5. その他、知識・技能・倫理性・社会性・学問的姿勢など各項目について自己評価し、指導医に評価を貰う

*研修プログラムの登録時期・手順

  • 時期:初期研修2年目秋頃
  • 手順:

日本専門医機構に登録

放射線科専門研修に登録、日本放射線学会に入会

山形大学医学部附属病院放射線科医局に郵送で申請書提出(申請書は医局に電話もしくはE-mailで連絡して入手)

書類審査、面接など(定員10名)

山形大学医学部附属病院放射線科専門研修プログラムに登録(山形大学医学部放射線科後期研修プログラムはこちら(PDF))

*症例経験の入力方法:

日本放射線学会HPの会員専用ページ(未入会では閲覧不可)より、『研修手帳』Excelと専攻医研修マニュアルをダウンロードします。Excelに経験症例を入力し、それを使用して会員専用ページにてオンラインでの入力を行います。

放射線治療医の1日

*カンファレンスや治療計画、緊急照射等で遅くなる日もあります。
*1週間のうち1日(例えば、毎週火曜日)、関連病院への外勤日があります。
*土日祝は、当番医以外はお休みです。
*希望すれば、平日の時間外や土日祝に、当直や健診などの外勤を行うことも可能です。

当科では、国内・国際学会に出席することで、知識をアップデートし、さらに自身の研究発表を行うことで研鑽を積んでいます。自身の研究発表の際には、国際学会であっても年1回、医局から費用を負担いただいて学会に参加することが可能です(学会発表の際には抄録(研究概要)の審査があり、合格すると発表できます)。

残念ながらCOVID-19の流行に伴い、現在はWebでの学会が多くなっていますが、国際学会(米国腫瘍学会学術大会、2019年9月)での写真(ポスター発表や観光など)を掲示しますので、雰囲気を味わって下さい。